国営武蔵丘陵森林公園にて タケニグサの花

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 荒地や空き地など開けた場所に多く見かける、タケニグサの花です。粉白の葉で丈も伸びるもので遠くからでも目立つものです。

 花は、繊細な線香花火のような白い花で、良く見ると美しいものです。

 こどもの頃は、ヨーチン草などと呼んで、茎の汁を手足などに塗ったこともありましたが、この草は有毒なもので知らないというのは、コワイものです。

国営武蔵丘陵森林公園にて ナデシコの花

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「野辺見れば撫子の花咲きにけりわが待つ秋は近づくらしも」(万葉集 巻10 1972)
「撫子が花見るごとにおとめらが笑まひのにほひ思ほゆるかも」(万葉集 巻18 4114)

 万葉のいにしえから歌に詠まれ、庭に植えて愛でられてきたナデシコの花は、可憐で優美なさまが良いもので、たおやかでやさしくも芯の強い日本の女性の美称とされてきたものです。

 繊細に切れ込む花弁も、やさしい香りも良いもので、白い花は白鷺撫子などと呼ばれることもあるようです。

国営武蔵丘陵森林公園にて フシグロセンノウの花

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 整った朱赤の5弁のフシグロセンノウの花です。森の樹の下で見るこの花は、割と大輪で趣があり目立つものです。

いにしえには関所があった逢坂山にちなんで、オウサカソウとも呼ばれるそうです。

 種子を初冬に播いておくと、翌年夏には花が咲くものが出るほどで良いものですが、鉢や庭で育てるとヨトウムシが付きやすいのが難です。

国営武蔵丘陵森林公園にて オオバギボウシの花

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 すらりと長く伸びて咲くさまが趣のある、オオバギボウシの花です。野草コースなどあちこちで見られるものです。若い芽はウルイと呼ばれて茹でておひたしなどにするものですが、クセがなく美味しい山菜です。もっとも公園では採れませんので、もっぱら見るだけです。

 アップの画像は初代タムロン90mmマクロF2.5で撮ったもので、フルサイズ換算135mm相当のマクロとなります。下のロングの画像は、ひさびさ登場のタムロン180mmマクロF3.5で撮ったもので、フルサイズ換算270mm相当のマクロレンズとなります。
 いずれもニコンマウントのものを、マウントアダプターを付けてX-H1で撮ったもので、ボディ内手振れ補正が効きますので全部手持ちでの撮影です。

国営武蔵丘陵森林公園にて ソバナの花

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 爽やかな青紫の釣鐘のようなソバナの花です。ツリガネニンジンより花が大きく、露を含んださまは風情があります。

 蕎麦に因んだ名ということではなく、山の杣道で見かけるからついた名ということです。

国営武蔵丘陵森林公園にて レンゲショウマの花

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 7月21日の野草コースのレンゲショウマの様子です。此処のは植えられたものですが、そこそこ見頃となっていました。俯いて咲くので撮りにくい花ですが、今回使用の富士フィルムのX-H1は液晶モニターが動きますので、楽な姿勢で撮ることが出来ます。

 樹の下に咲くので、木漏れ日の玉ボケ狙いですが、今回は富士フィルムのXF16mmF1,4(35mmフルサイズ換算で24mm)の絞り開放値近くを多用しました。このレンズは最短撮影距離が短く、ほとんど花にひっつくくらいまで寄れます。開放で撮ると大歩危小歩危で祖谷になります、というくらいボケてくれます。

 下2枚の画像は、マニュアルフォーカスの初代タムロン90mmマクロF2.5で撮りました。

 奥多摩御岳山や日光東大植物園、赤城自然園、上三依水生植物園など関東近辺でもあちこち名所はありますが、近くで見られるのは良いものです。

国営武蔵丘陵森林公園にて ヒルザキツキミソウの花

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 可憐で優美な、ヒルザキツキミソウの花のさまです。空気が澄んでいる晴れの日の条件によっては、昼間でも白い月が青空に見えることがあります。昼の月を見ながら咲くというのも風情があることでしょうが、梅雨どきでは「今宵は月も出ぬさうな」という曇り空も多くありますので、お月さまも恋しくなるものです。

国営武蔵丘陵森林公園にて キキョウの花

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 万葉の秋の七草のあさがほは、キキョウであるという説が定説となっているようです。今は園芸化が進んで、サミダレギキョウなど早咲きのものも多く見られ、6月頃から咲くものもあり秋の七草というより、夏草のイメージが強いものです。

 公園や植物園、庭などにも多く植えられているので、ありふれているものかと思うと、山の薄草原の自生地では数が激減して絶滅が危惧されるほど貴重なもの、ということです。

 園芸的には挿し芽でも実生でも増えやすいもので、白花や絞り咲き、ダブル咲きやアポイギキョウなどの矮性のものなどさまざまなタイプがあり、育てるのも楽しいものですし、薬や食用としての利用もあるものです。

国営武蔵丘陵森林公園にて ヘメロカリスいろいろ

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 ヘメロカリスはデイリリーとも呼ばれて、いろいろな花色のものがあり、園芸化がすすんだものです。日本のノカンゾウやヤブカンゾウ、ニッコウキスゲなどもこの仲間ですが、美しい花なのにいずれも1日花なのはイカンゾウ、と残念なものです。

国営武蔵丘陵森林公園にて アガパンサスの花

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 爽やかなウォーターブルーのアガパンサスの花です。アガペー(愛)とアントス(花)の合成語で、「愛の花」という意味合いのものということです。鬱陶しい季節には、このような清々しい色あいが好ましいもので、水の季節にふさわしい色です。

 雨の日に水滴を宿すさまもまた良いものです。

国営武蔵丘陵森林公園にて ツユクサの花

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「朝露に咲きすさびたる鴨頭草の日くるるなへに消ぬべく思ほゆ」(万葉集 巻10 2281)

「朝咲き夕は消ぬる鴨頭草の消ぬべき恋もわれはするかも」(万葉集 巻10 2291)

 万葉のいにしえには、つきくさと呼ばれたツユクサの花のさまです。鴨頭草は苞の形をカモの頭に見立てたものでしょうし、同じ見立てでボウシバナとも呼ばれます。

 梅雨時から初秋の頃まで咲き続けるもので、あちこちで普通に見られる、「そこらへんの草」ですが、刈り取って乾燥したものをお茶にしても割と美味しいものです。

国営武蔵丘陵森林公園にて 山田大沼のほとり

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 緑濃い、園内最大の沼の山田大沼のさまです。河童が居るのが沼で、居ないのが池ということですが、いまだに河童の姿を見たことがないのが残念で仕方ありません。やはり、昼間の時間帯で見ようとするのにはムリがあるのでしょう。
 その代わりに、河童の眷属ともいうべきカメさんがやっとかめ、と甲羅干ししているのは見ることが出来ました。

国営武蔵丘陵森林公園にて ホタルブクロの花

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 園内あちこちで見た、紅紫や白のホタルブクロの花です。ホタルは火垂るとも書き、ホタルブクロは火垂袋とも書いて、これは提灯のことでチョウチンバナと呼ぶところもあるものです。

 このなかにホタルを入れて灯してみる、というのも風流なことでしょうが、このへんではホタルはいないので試す機会がないのは残念なことです。

国営武蔵丘陵森林公園にて 虫めづる殿方

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 マクロレンズがあると、花ばかりではなく虫も撮ってみたくなるものです。バッタとイナゴはちがうぞな、もし。というのや、羽根が傷んでもけなげに生きているベニシジミやルリボシカミキリなど、いろいろ見てきました。

国営武蔵丘陵森林公園にて ウツボグサの花

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 紫色のウツボグサが叢で咲くさまは良いものです。ウツボと言っても、海の岩陰などにいる、歯の鋭い獰猛なウミヘビに似たのではなく、昔の矢を入れる武具の一種で靭と書くものです。

 花のさまも良いものですが、花後の実になったさまが茶色く目立つので、夏枯草(かごそう、かこそう)と呼ばれ、薬用として利用されたものです。

国営武蔵丘陵森林公園にて ヒルガオの花

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「高円の野辺の容花面影に見えつつ妹は忘れかねつも」(万葉集 巻8 1630)

 万葉のいにしえには、かほばなと呼ばれて歌に詠まれ、愛でられてきたヒルガオの花です。美しい花にいとしいひとの面影を見たものでしょう。

 こどもの頃は、雨降り朝顔と呼んで、この花を摘むと雨になる、といったものです。










国営武蔵丘陵森林公園にて ギボウシの花

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 ギボウシはホスタと呼ばれていろいろ園芸品種も多く生まれ、ガーデニングでは花も葉も楽しめる丈夫な宿根草として人気のものです。

 惜しいことに1日花ですが、続々咲き上がるのでしばらく楽しめます。雨の雫が宿るさまもまた良いものです。

国営武蔵丘陵森林公園にて オカトラノオの花

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 叢に群れ咲くオカトラノオの花のさまです。しなやかに枝垂れる花穂のさまを虎の尾に見立てたもので、科はいろいろですが、**トラノオと名のつく花はいくつかあるものです。

 清楚な白い花が咲きあがるさまは良い雰囲気です。秋には見事に草紅葉することもあります。

国営武蔵丘陵森林公園にて ギンリョウソウの花

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 泥沼のほとりで見た、ギンリョウソウ(銀竜草)の花です。葉緑素がなく仄白い幻想的な姿から、幽霊茸などとも呼ばれる腐生植物ですが、園内ではあちこちで見られます。

 咲き進んで、やや茶色くなりかけていますが、梅雨どきならではの花で、今年もなんとか見ることができました。

国営武蔵丘陵森林公園にて ネムノキの花

 6月23日に国営武蔵丘陵森林公園にいきまして、またいろいろ見てきました。この日は午後までなんとか雨は降らない曇りの日でした。

 今回は、EOS 6D MarkⅡにEF100mmマクロF2.8Lのマクロレンズ1本勝負ということで、レンズ1本だけ持っていきました。ズームではなく単焦点レンズを1本だけ選べ、と言われれば、花撮影の場合は躊躇せずにマクロレンズを選択することとなります。マクロだけでなく、遠景も撮れるということで、今回は全部このレンズで撮ったものです。

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 まずは、西口駐車場のネムノキの花です。駐車場の敷地に何本かネムノキがあるのですが、朝9時過ぎの様子です。ネムノキは夕方近くから咲きだして、午前の早いうちには凋むものですが、かろうじて見ることが出来ました。今回は、西口から入り、歩いて南口に抜けるというルートです。

 「昼は咲き夜は恋ひ寝る合歓木の花君のみ見めや戯奴さへに見よ」(万葉集 巻8 1461)


 万葉のいにしえから歌に詠まれて愛でられてきたネムノキの花ですが、繊細な糸のような花は優しげな風情です。