神代植物公園にて マヤランの花


DSCF1558.JPG

 深大寺門近くの林のはずれで見た、マヤランの花です。此処では毎年出るようですが、なかなか花の良い時期に出会えません。たまたまそこそこ美しく咲いているものを見ることが出来ました。

 神戸の麻耶山ゆかりの名前の腐生ランの1種ですが、紅い模様が良いアクセントになっています。

深大寺界隈にて あれこれ

IMG_0482.JPG

IMG_0483.JPG

 やはり、深大寺に来たらお蕎麦屋さんはハズせないでしょう、ということで深大寺門前の八起(やおき)のお蕎麦屋さんに入りました。室内の涼しい席も良いのですが、池の鯉を見ながらお蕎麦を食べるのも風流でしょう、ということで池に一番近い外の席に座りました。天ざると野草天ぷらを頼んだのですが、野草天ぷらはあとから出たので写っていません。例により、ビールは別腹です。此処には深大寺ビールという地ビールもあるのですが、小瓶ですので、やはり普通の中瓶を頼んでしまいます。お昼頃になると混んで混んでどうしようもないので、いつも10時頃に行くようにしています。

DSCF1524.JPG

 こちらは深大寺境内の池の鯉です。

DSCF1528.JPG

 御手洗のシダやらユキノシタも涼しげです。

DSCF1530.JPG

 参道前のお店の様子です。まだ10時頃ですのでそれほど賑わっていませんが、土日や祝日の昼どきにはかなりの賑わいとなります。

DSCF1533.JPG

DSCF1534.JPG

DSCF1535.JPG

 お土産屋さん界隈のちいさな滝や池のさまもなかなか風情があります。
 

神代植物公園 水生植物園にて その他の花いろいろ

DSCF1489.JPG

 秋の七草のなかでは一番大柄で、猛烈に繁茂する蔓草のクズですが、花は甘い香りがあり、根は薬用や食用になりますし、蔓は織物や葉は飼料として利用されてきたものです。

DSCF1505.JPG
 
 黄色い端正な花型のオグルマの花です。漢字では小車と書いて、丸い花を車輪に見立てたものです。

DSCF1511.JPG

 ミゾカクシ(アゼムシロ)の小ぶりで可憐な花もあちこちで咲いています。

DSCF1515.JPG

 ジュズダマの花もあちこちで見られます。こどもの頃にお手玉やネックレスなどにしたりしたものです。

DSCF1493.JPG

 雲が湧く夏空を映した池の水面のさまもこの時期ならではです。

DSCF1497.JPG

 セキショウの生えるちいさなせせらぎもあり、涼しげです。

神代植物公園にて ハスの花


DSCF1448.JPG

 水生植物園のミソハギの近くで見た、ハスの花です。ミソハギ同様にお盆の時期には欠かせないもので大輪の花は美しいものです。


 DSCF1591.JPG

DSCF1593.JPG

DSCF1598.JPG

DSCF1604.JPG

DSCF1608.JPG

DSCF1611.JPG

DSCF1614.JPG

DSCF1616.JPG

DSCF1618.JPG

 こちらは芝生広場の水鉢で栽培されている、いろいろなハスの花です。ピンクや白の大輪の花が咲くさまは美しく艶やかです。蜂巣と呼ばれる実のさまも面白いものです。

神代植物公園 水生植物園にて ミソハギの花

DSCF1454.JPG

DSCF1458.JPG

DSCF1464.JPG

DSCF1467.JPG

 水生植物園のミソハギ群落のさまです。ミソハギは溝萩などと書かれることもありますが、盂蘭盆の精霊棚に供えられて、この花で水を散らして清めるもので、禊萩(ミソギハギ)がミソハギに転じたものです。

 サルスベリの仲間ですので、同様に夏を咲きとおす花期の長いもので、お盆の頃に見頃となるのは良いものです。

株でも種子でも挿し芽でも殖えるものでそだてやすいものですし、秋の紅葉もなかなか良い感じです。

深大寺界隈にて ソクズの花

 暑いからと涼しい部屋にばかり籠っていては、体はラクなのですが、ネタが枯渇して記事も書けなくなりますので8月10日に神代植物公園や深大寺など見てきました。

 まずは水生植物園へ向かう途中で見た、ソクズの花です。クサニワトコと呼ばれるようにニワトコによく似た姿で、丈の割に小ぶりで清楚な白花が良い感じです。

DSCF1403.JPG

DSCF1405.JPG

国営武蔵丘陵森林公園にて ジャコウアゲハのさま

DSCF1177.JPG

DSCF1179.JPG

 水生植物の池のほとりに生えているウマノスズクサに、ジャコウアゲハの成虫と幼虫がいるのを見かけました。成虫の雄は麝香の匂いがするということですが、捕まえたことはないので確認したことがありません。

 また、蛹は皿屋敷で有名なお菊さんが後ろ手に縛られたさまに見立てて、お菊虫などというところもあります。

国営武蔵丘陵森林公園にて フジの実

 DSCF1061.JPG

 分山沼のほとりで見たフジの実のさまです。細長い実がぶら下がるさまが面白いものです。このさやの中の豆は食べることも出来るそうです。ですが、味見程度であまり沢山食べないほうが良いということらしいです。

国営武蔵丘陵森林公園にて サルスベリの花

DSCF1303.JPG

DSCF1345.JPG

DSCF1349.JPG

 百日紅という字をあてるサルスベリの花です。上の花は、ボーダー花壇で見たもので腰丈くらいで咲いているもので、1才サルスベリと呼ばれているものです。

DSCF1350.JPG

 こちらはやや藤色がかった色あいのサルスベリで涼しげなものです。つるつるの幹ですが、実際の猿はこんな幹で滑るような間抜けな猿はいないでしょう。

国営武蔵丘陵森林公園にて オミナエシの花

DSCF1064.JPG

DSCF1088.JPG

DSCF1089.JPG

 オトコエシをオトコメシ(米飯)、オミナエシをオンナメシ(粟飯)に見立てたのだ、という説もあるようですが、今の世の中では男女同権の立場からこの説は容認されないものでしょう。

 おみなをへしぐ(圧倒する)美しさから来た名とも言われていますが、花とひとを同列で比較するのもタイヘンなことと思います。

 秋の七草として優美な風情が好まれるものですが、花が群れ咲くところでは独特な匂いがありますし、この草を活けると水が臭くなりますので、茶道などでは活けるのを良しとしない流派もあるようです。

国営武蔵丘陵森林公園にて ヒメガマの穂

DSCF0909.JPG

DSCF1184.JPG

雅の広場の池や、水生植物の池で見た、ヒメガマの穂です。ガマに比べて細身ですらりとした花穂が良いもので、趣のあるものです。

 騙した鰐鮫に身体の毛を毟り取られて赤裸となり、痛さのあまりにのけぞった、というイナバウアーの白兎?の話は有名なものですが、ガマの穂の花粉は蒲黄という止血の薬で、穂綿は木綿のないいにしえにはこれを詰めて寝具にしたもので、蒲団と書くのはこれが由来ということですので、いにしえより有用な草だったのが分かります。

 ウナギの蒲焼や蒲鉾もかつては、蒲の穂に似ていた形だったところから蒲の字があてられたということで、いろいろ興味深いものです。

国営武蔵丘陵森林公園にて カブトムシの亡骸

DSCF1151.JPG

 装甲のあるカブトムシは昆虫界では強いもののようですが、自然界は弱肉強食の世界で上には上があるもので、カラスに襲われて弱い腹の部分を食べられて死んでしまったカブトムシのさまです。

国営武蔵丘陵森林公園にて ノキシノブのさま

DSCF1102.JPG

DSCF1106.JPG

 湿度の多い季節には、ケヤキの幹に着生しているノキシノブも生き生きと感じられるものです。樹の幹や石垣、草葺屋根などに生えるもので、冬でも緑の葉を保つものですが、冬の湿度の少ない時期には葉を丸めたり、萎れたような雰囲気で耐えているものです。

国営武蔵丘陵森林公園にて アキノタムラソウの花

DSCF0899.JPG

DSCF0904.JPG

DSCF1187.JPG

 Salvia japonicaという名前の、日本産サルビアのアキノタムラソウの花です。ごく小ぶりの青紫の花ですが、すらりと伸びた花穂の風情が良いものです。

 秋の、という名前ですが、7月には咲いているものです。

 一番下のは、ヤマユリの手前で咲いていたものです。

国営武蔵丘陵森林公園にて タケニグサの花

DSCF0915.JPG

DSCF0916.JPG

 荒地や空き地など開けた場所に多く見かける、タケニグサの花です。粉白の葉で丈も伸びるもので遠くからでも目立つものです。

 花は、繊細な線香花火のような白い花で、良く見ると美しいものです。

 こどもの頃は、ヨーチン草などと呼んで、茎の汁を手足などに塗ったこともありましたが、この草は有毒なもので知らないというのは、コワイものです。

国営武蔵丘陵森林公園にて ナデシコの花

DSCF1066.JPG

DSCF1068.JPG

DSCF1084.JPG

DSCF1090.JPG

DSCF1086.JPG

「野辺見れば撫子の花咲きにけりわが待つ秋は近づくらしも」(万葉集 巻10 1972)
「撫子が花見るごとにおとめらが笑まひのにほひ思ほゆるかも」(万葉集 巻18 4114)

 万葉のいにしえから歌に詠まれ、庭に植えて愛でられてきたナデシコの花は、可憐で優美なさまが良いもので、たおやかでやさしくも芯の強い日本の女性の美称とされてきたものです。

 繊細に切れ込む花弁も、やさしい香りも良いもので、白い花は白鷺撫子などと呼ばれることもあるようです。

国営武蔵丘陵森林公園にて フシグロセンノウの花

DSCF0950.JPG

DSCF0952.JPG

DSCF0967.JPG

DSCF0957.JPG

 整った朱赤の5弁のフシグロセンノウの花です。森の樹の下で見るこの花は、割と大輪で趣があり目立つものです。

いにしえには関所があった逢坂山にちなんで、オウサカソウとも呼ばれるそうです。

 種子を初冬に播いておくと、翌年夏には花が咲くものが出るほどで良いものですが、鉢や庭で育てるとヨトウムシが付きやすいのが難です。

国営武蔵丘陵森林公園にて オオバギボウシの花

DSCF0929.JPG

DSCF0941.JPG

DSCF0944.JPG

DSCF0945.JPG

DSCF1113.JPG

DSCF1114.JPG

 すらりと長く伸びて咲くさまが趣のある、オオバギボウシの花です。野草コースなどあちこちで見られるものです。若い芽はウルイと呼ばれて茹でておひたしなどにするものですが、クセがなく美味しい山菜です。もっとも公園では採れませんので、もっぱら見るだけです。

 アップの画像は初代タムロン90mmマクロF2.5で撮ったもので、フルサイズ換算135mm相当のマクロとなります。下のロングの画像は、ひさびさ登場のタムロン180mmマクロF3.5で撮ったもので、フルサイズ換算270mm相当のマクロレンズとなります。
 いずれもニコンマウントのものを、マウントアダプターを付けてX-H1で撮ったもので、ボディ内手振れ補正が効きますので全部手持ちでの撮影です。

国営武蔵丘陵森林公園にて ソバナの花

DSCF1002.JPG

DSCF1003.JPG

DSCF1055.JPG

DSCF1057.JPG

DSCF1056.JPG


 爽やかな青紫の釣鐘のようなソバナの花です。ツリガネニンジンより花が大きく、露を含んださまは風情があります。

 蕎麦に因んだ名ということではなく、山の杣道で見かけるからついた名ということです。

国営武蔵丘陵森林公園にて レンゲショウマの花

DSCF1041.JPG

DSCF1044.JPG

DSCF1046.JPG

DSCF1049.JPG

DSCF0982.JPG

 7月21日の野草コースのレンゲショウマの様子です。此処のは植えられたものですが、そこそこ見頃となっていました。俯いて咲くので撮りにくい花ですが、今回使用の富士フィルムのX-H1は液晶モニターが動きますので、楽な姿勢で撮ることが出来ます。

 樹の下に咲くので、木漏れ日の玉ボケ狙いですが、今回は富士フィルムのXF16mmF1,4(35mmフルサイズ換算で24mm)の絞り開放値近くを多用しました。このレンズは最短撮影距離が短く、ほとんど花にひっつくくらいまで寄れます。開放で撮ると大歩危小歩危で祖谷になります、というくらいボケてくれます。

 下2枚の画像は、マニュアルフォーカスの初代タムロン90mmマクロF2.5で撮りました。

 奥多摩御岳山や日光東大植物園、赤城自然園、上三依水生植物園など関東近辺でもあちこち名所はありますが、近くで見られるのは良いものです。

国営武蔵丘陵森林公園にて ヒルザキツキミソウの花

IMG_0837.JPG

IMG_0916.JPG

IMG_0915.JPG


 可憐で優美な、ヒルザキツキミソウの花のさまです。空気が澄んでいる晴れの日の条件によっては、昼間でも白い月が青空に見えることがあります。昼の月を見ながら咲くというのも風情があることでしょうが、梅雨どきでは「今宵は月も出ぬさうな」という曇り空も多くありますので、お月さまも恋しくなるものです。

国営武蔵丘陵森林公園にて キキョウの花

IMG_0993.JPG

IMG_0995.JPG

IMG_0997.JPG

 万葉の秋の七草のあさがほは、キキョウであるという説が定説となっているようです。今は園芸化が進んで、サミダレギキョウなど早咲きのものも多く見られ、6月頃から咲くものもあり秋の七草というより、夏草のイメージが強いものです。

 公園や植物園、庭などにも多く植えられているので、ありふれているものかと思うと、山の薄草原の自生地では数が激減して絶滅が危惧されるほど貴重なもの、ということです。

 園芸的には挿し芽でも実生でも増えやすいもので、白花や絞り咲き、ダブル咲きやアポイギキョウなどの矮性のものなどさまざまなタイプがあり、育てるのも楽しいものですし、薬や食用としての利用もあるものです。